ゆめみることやめない

ジャニオタとヅカオタ

星蘭ひとみちゃんの専科行き。

 

組替え(異動)について | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ

 

衝撃。

まさかの星蘭ちゃん専科行きに驚き、映像中心をわざわざ書いてあることにも驚いた。(ここ何年かの専科移動でこんな書き方されてたジェンヌさんはいなかったよね?)

かつ土曜に発表される組み替えも珍しいから、舞台と並行してオーディション受けさせてたものが受かったとか、どっかからのオファーがあって急遽大きな仕事が決まったとかじゃないかなー。(という期待)

 

星蘭ちゃん見てると、やっぱどうしてもゆうり(伶美うららさん)がよぎる。

下級生のころのゆうりも美貌が先行しすぎてて、その他の技術が全く追いついていない(技術を身につけるのに時間がかかる)タイプ。でもゆうりの場合は、そのタイミングでテルキタ(凰稀かなめさんと緒月遠麻さん)というジャンルの違う演技派が組み替えしてきて、キャパのヒロインやったり、銀英伝ユリアンやったりしながら、芝居力をぐんぐん上げていったイメージで。

その点星蘭ちゃんはタイプとしては似てるけれど、今の星組でテルキタのように一緒に芝居をすることで、相手役の演技力を上げていけるようなタイプは正直いないのよね。(星組自体がそういう芝居をするタイプが育つ土壌もないし)(宝塚全体を見てもこういうタイプのジェンヌが少なくなっているのもある)

だからこのタイミングで一度外部に出て外の世界で揉まれることは、演技力の面で確実に変化は出てくるだろうし、後々星蘭ちゃんにとっても劇団にとってもメリットがあるんじゃないかなあと思ってます。(最近の傾向から言って何かメリットがなければ劇団はこんなことはしないだろう)

 

まぁでも星蘭ちゃんを映像専科にするとはともかく......今現在、劇団は舞台の脇を固められるジェンヌの育成を軽んじてるなとは感じていて、将来専科のポジションで活躍できそうなジェンヌたちがどんどん退団していってる現状をもっと深刻に考えなければいけないと思う。舞台はスターだけで成り立つものではないし、脇の演技をしっかりこなせるジェンヌが長く在団したい!と思えるような環境を作っていかないと、歌劇団としての未来はないよね。今時、あんなハードな舞台を続けていこう!って思うためににはそれなりの環境整備が必要だと思うし、いつまでもゆーちゃんさんやヒロさん、ハッチさんとか舞台を締めてくれるベテランの皆様に甘えてるわけにもいかないよ?(定年もあるしな)

 

とりあえず星蘭ちゃんの組み替えが、本人にとって良い未来につながるものとなりますように。